院長ブログ/2019-05-07
PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)
椎間板ヘルニアでネット検索すると、いまだに人医治療でPLDDが引っかかってきます。日帰り、低侵襲等々魅力的な言葉が並んでします。
簡単に説明すると脱出した椎間板の部位に外から細い針を挿入して、その中にレーザーファイバーを突っ込み椎間板物質を蒸散させてしまうという術式。
理論的には膨隆している椎間板の中心を蒸散させて空洞化するので膨隆が引っ込むので何となく良さげに感じますが、色々問題が起こっています。
まずヒトで健康保険適応外です。ということは治療成績等に疑問があるということです。この治療で有名な大阪の方の病院(現在閉院)は相当数数をこなしていたようですが、現在訴訟もかなり抱えているようです。
動物(犬)では、昔雑誌で掲載されているのを読んだことがありますが、実用的ではないです。というのも犬の椎間板ヘルニアはヒトのように膨隆しているのではなく、突出してしまうのです。山のように盛り上がっているのがヒト、犬はさらに火山のように爆発してしまっている?イメージ。なのでこの術式は使えません。
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