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院長ブログ/2021-06-06

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リハビリ

椎間板ヘルニアの手術はおそらく1000件以上になるでしょう。初期の頃はMRIを活用できず、脊髄造影のみでヘルニアを起こしている部位を特定していました。現在では当たり前にMRI撮影ができ非常に助かります。

術後歩けるようになる子とならない子の差はなんなのか?私が手術した子では手術上の違いはないのに差がでるのは、他の要因が必ずあるであろうと推測されます。
ひとつは一番重要かつ昔から分かっていることで、発症から手術までの時間の長さがあります。背骨の中を走っている神経を下から椎間板物質が押し続けてる状態が長く続けば続くほど押されている部位は障害をうけます。
(例えば 自分の腕を指で押してみて下さい。すぐに話せば皮膚の色が戻ります。しかし、これをずーっと押し続けたら血流が無くなって押されている皮膚の部分が死んでしまいます。)
だから圧迫されている時間を短くすることが非常に重要になります。

もう一つの違いがリハビリです。
術後に全くリハビリをせずに歩行可能だった子も勿論いますが、深部痛覚が無くなっていたグレード5の症例ではリハビリが非常に重要です。
足先の感覚がほぼまたは全く無い子はそこからスタートで、足先をつまんでひっぱったり、電極を刺して刺激したりします。後ろ足の引っ張りっこを根気よく続けていると引っ張り戻しが強くなってきます。
次は立たせてバランスを取る練習です。
さらに屈伸運動も加えます。
だんだん立ってバランスを取れる時間が長くなってくれば良い傾向です。
そこから後ろ足を前に出そうとするそぶりが見られれば歩行まではもう少しです。
はじめの3週間が非常に重要です。1ヶ月経ってから頑張っても効果が全く違います。
頑張りましょう。



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