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6種類ある伝染病予防ワクチン
ねこちゃんの病気でもワクチンなどの予防が大切なことは言うまでもありません。
ねこちゃんには伝染性腸炎(パルボ)、伝染性呼吸器感染症(ヘルペス・カリシ)の3種混合ワクチンと猫白血病ウイルス感染症更に猫エイズウイルス感染症のワクチンがあります。
ワクチンとは毒性を弱めたウイルスをねこちゃんに接種して抗体を作らせ、その後のウイルスの侵入を防ぐものです。
抗体は母親からも受け継ぎますから、母親からの抗体がなくなるころに接種します。
ワクチンは弱くしているとは言ってもウイルスですから、身体は少し反応を起こして発熱や食欲不振などの副作用がでることもあります。
予防接種の時期と方法
子ねこちゃんは生まれてすぐ初乳を飲んで母親から抗体を受け継ぎます。
母親の抗体量は一定せず、室内飼育でワクチン接種をしていなければ抗体はありません。
親からの抗体がある時期に接種しても効果はないので、どんなに抗体をもっている場合でも抗体がなくなる8~10週目に1回目を接種します。
さらに抗体をあげるために1か月後に再接種します。
ワクチンの効果のある期間は半年から1年ですから、1年1回の追加接種をします。
接種を受けるときの注意
身体が弱っていたりして、接種後アレルギーやショックがまったくないとは限らないで、逆に体調をくづしてしまうこともありますので、接種前には問診や健康診断をするようにしましょう。
予防接種を受けた日は、激しい運動やシャンプーは控えてください。
また熱がでたり、下痢・嘔吐・食欲不振・元気がないなど、少しでも接種後に体調の変化があった場合は、獣医師さんに相談しましょう。
予防接種を受けたからといって、すぐに効き目があらわれるわけではありません。
十分まだ免疫ができていない状態で、ウイルスが多い感染環境の中にいけば病気になる可能性は大いにあります。
しばらく外出は控えたほうがよいです。
ウイルスからねこちゃんを守る
ワクチンの直接的な目的は、もちろんねこちゃん1匹1匹を守るということですが、じつはワクチン接種にはもうひとつの重大な目標があります。
それは、これから生まれてくる子ねこちゃんもすべてワクチンで守って、ウイルスの行き場をなくしてしまおうというのが新しい考え方なのです。
多くのウイルスは、動物の身体を離れてしまえば比較的弱いもので、行き場がなくなると自然に消滅してしまいます。
ねこちゃんの免疫を高め、ウイルスが逃げていくところをなくすということを目的に、獣医師、オーナーさんともに力を合わせなければなりません。
ワクチンで防げる病気
ワクチンの種類 | 対応する病気 |
---|---|
3種混合ワクチン | 猫ウイルス性鼻気管炎 猫カリシウイルス感染症 猫汎白血球減少症 |
5種混合ワクチン | 3種+クラミジア感染症 +猫白血病ウイルス感染症 |
6種混合ワクチン | 5種+猫エイズウイルス感染症 |