食道狭窄
食道狭窄
食道狭窄という読んで字のごとく、食道が狭窄する病気です。
食道に腫瘍が内場合で、嘔吐を繰り返したりしているうちに、食道が傷つき、そこが瘢痕化を起こし、徐々に内宮が狭くなってしまう病気です。
当初は飼い主さんも気がつかないことが多いですが、進行とともに液体を飲んでも吐かないが、固形物は吐く、それが最終的に液体すら吐くようになり、以前食道の内腔に胃までの穴が全く見あたらなくなってしまった症例もありました。
上の画像はバルーンダイレーターというものです。
これを内視鏡から食道内に入れ、さらに食道狭窄を起こしている部位でまだ残存している穴に入れ、バルーンを膨らませることで食道を広げるというものです。
このバルーン1回使い切りのディスポで5万円以上しますが、しかし、手術となると、胸部を開け、患部食道を切除し、また縫合し繋げるということになり、かなり大がかりな上に、食道は他の腸管に比べ接着が悪いため、患犬や患猫にとっては内視鏡によるこの処置は非常に体への負担も少なく、リスク軽減になります。
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