軟口蓋過長症
軟口蓋過長症 ~いびきをかく・呼吸困難~
口の中で上顎の奥が弛んでいる(写真で鉗子でつまんでいる部分)ために、寝ているときにいびきをかいたり、重度の場合呼吸困難を起こしたりします。
フレンチやシーズーなど短頭種で多く、先天的な病気です。
外科的治療法として教科書的に出ている手術方法には、1.止血鉗子で弛んでいる部分を挟んで切除して縫合。2.切除しながら縫合していく。
これら二つの方法は鉗子で挟むためにその部分に壊死を起こしたり、出血するなどのデメリットがあるため、当院ではレーザーを用いて切除しますので、出血は全くないです。
出血をさせないということだけであれば電気メスでも可能なのですが、電気メスでは炎症反応が強く出るというデメリットがあります。