SDMA(腎臓の検査
SDMA 腎臓の検査
SDMA(対称性ジメチルアルギニン)はより早期に確信を持って腎臓病の診断を行う助けとするために、クレアチニン、BUNおよび尿検査とともに用いられる腎臓のバイオマーカーです。
SDMAのほぼ全てが腎臓からの濾過により排泄されるため、糸球体濾過量の優れた指標となります。
慢性腎臓病においてクレアチニンよりも早期に上昇します。クレアチニンは腎機能が75%喪失するまで上昇しないのに対しSDMAは腎機能が平均40%喪失した時点で上昇します。
SDMAはクレアチニンのように腎外性の要因に影響されることがありません。特に筋肉量に影響されないため痩せた犬猫であっても、より正確にGFRを反映します。
以上のように腎臓病の早期診断のための項目が追加され、当院でも行っています。