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重度角膜潰瘍②

重度角膜潰瘍の症例です。
s_DSC00812.jpg綺麗にくり抜いたかの様に開いてます。薄皮1枚で貫通はしてません。
画像の説明術後3週後です。見た目が酷いですが先ほどの穴が塞がれています。
画像の説明画像の説明1ヶ月後です。穴さえ塞いでしまえば後は内科療法で綺麗になります。

角膜潰瘍の外科的治療法にも色々あります。結膜を角膜に縫い付けて潰瘍部分を塞いだりする方法もありますが、個人的には傷が付いている角膜に更に糸をかけることに抵抗があります(メリットは眼球内がよく見えることです)。そこで第3眼瞼(瞬膜)を用いることで、血管のない角膜に肉芽形成をさせ本人の治癒力を最大限に利用して治癒を早めます。

重度角膜潰瘍の症例です。
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この子はかなり重症です。他院にて1ヶ月ほど角膜潰瘍の治療をしていたそうです。たぶん初期はこれほどひどい状態ではなかったのでしょうが、私が診た初診時には角膜はとろけ始めていました。さらに反対側の眼は角膜潰瘍から失明にいたり眼球摘出をされてたので、なんとしてでもこの眼を治してあげないといけない状態です。

画像の説明画像の説明緊急手術を行いました。

画像の説明3週間後の抜糸直後です。これで角膜がとけて穴があくことは防げました。

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更に2ヶ月経過したところです。角膜表面がツヤツヤしているのが分かります。一部白濁や色素沈着はありますが、もう心配ない状態です。


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これも角膜潰瘍ですが、外傷等の原因ではありません。角膜の中心部分より徐々に周囲へ融解が広がっていきました。老齢性の無痛性潰瘍と思われ、角膜に血管新生並びに浮腫も起こし、視力が著しく低下した状態です。一般的な角膜保護剤の点眼では反応が乏しいです。おそらく三叉神経麻痺によるもので、人においては星状神経ブロックや神経鞘腫などの術後においても発生をみます。

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この症例も瞬膜を用いた外科的処置を行い抜糸直後の写真です。この時点で角膜の透明性がかなり出ていますが、このように早い治癒自体が通常の外傷等による角膜潰瘍とは異なるところです。

画像の説明

抜糸数週間後の写真です。点眼、内服処置を行い、中心より右側で瘢痕が残っていますが他の部位はほとんどきれいになっています。この症例は通常見る単純な角膜潰瘍では無いので、治癒後の経過観察も必要です。


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角膜潰瘍の中でも重度の潰瘍でデスメ膜瘤という症例です。
中心部分が今にもはじけそうなくらい薄く前方に突出しています。実際手術時の消毒を行っている時点で破けました。

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約1ヶ月後の写真です。
中心部分に肉芽(白い部分)を付かせることでフタを感じです。今後はこの肉芽を減らすように目薬をしていきます。
画像のピントがイマイチですが、術前と術後で目の光沢が違うのがはっきり分かります。というのも、この子はベースにドライアイがあり、そのため角膜潰瘍が重症化しました。潰瘍とドライアイの治療を併用することが不可欠です。


老齢性の角膜変性症
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高齢のわんちゃんが増えてきたため、このような角膜が白くなってしまう病気の子をよく見かけます(白内障とも角膜ジストロフィーとも違います)。


難治性角膜潰瘍
画像の説明
黒矢印で示した部分の角膜上皮がベロッとめくれている様子です。この「めくれ」のため角膜上皮(角膜の一番上の膜)が治るために進んでいけないのです。表層の角膜潰瘍が何週間も治らないということはこの病気を疑った方が良いかもしれません。
角膜潰瘍①のページでも写真がありますが、あの子は一度潰瘍部分を削ることで急速に治癒していきましたが、大抵、特に当院に紹介または転院で来られる患者さんの場合何度も何度も角膜表面の掻爬が必要になります。

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