院長ブログ/2019-04-27
椎間板ヘルニア
先日もミニチュアダックスの重度椎間板ヘルニアがありました。
問題は年齢が15才という高齢の症例でした。
犬の平均寿命14〜15才、勿論平均であって17才18才19才と長生きする子もいますが、やはり15才にもなると明らかに老化した状態です。
そうなると全身麻酔かけての手術に躊躇してしまうところです。
かと言って完全に後ろ足の深部痛覚が無く内科療法での回復の可能性が低い状態では
、この年齢で後ろ足が立てなければ前足だけでは動きが苦しくなり、寝たきりになったり、褥瘡になったり、膀胱麻痺からの膀胱炎、膀胱結石等々歩けないだけでなく、かなり介護が必要な病気が重なってきます。
そういう意味でもできるだけ手術に踏み切った方が良いと判断しおこないました。
診察から手術まで2日以内、術後も順調に回復して歩行できるようになりました。
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